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危うく火事

日記

隣の家の高校生がマッチを借りに来た.茶を点てて飲みたいらしかった.ガスがあるからそれで湯を沸かしたらいいと言うと,どうしても薪で沸かしたいのだと答えた.家には煙突がついていないし煙くなるだろうと思ったが,庭先でやるらしい.マッチを渡すと,この前は点けられなかったんですが,もう一発で点くようになったんです,と一本擦った.確かに今日は乾いているからか,大きな火だった.それを吹き消して材木の積んであるところに投げた.こら,息じゃなくて手で振って消して水に浸すんだ,とすべて言い終えないうちにもう一本擦った.また吹いて捨てた.空にある間火は消えていたが,薪の中に落ちると橙に明るくなった.走ってホースを繋いで水を撒いた.二,三炭になった上に他も湿って駄目になったじゃないか,とマッチをひったくろうとすると,手をポケットに仕舞い,ではお詫びにお茶を点てましょうと家の中に入っていった.